パソコン仕事(IT)から工場に転職した話|デスクワークが向いてなかった僕が現場で生き返った
「パソコンに向かう仕事がしんどい」「IT・事務の仕事が、どうも向いてない気がする」——もし今そう感じとるなら、先に結論から言う。デスクワークが苦手でも、それはダメ人間ってことじゃない。人には向き不向きがあるだけ。僕は実際に、パソコンでシステムを作る仕事から工場(製造)に移って、そこで気持ちが生き返った。きれいごとは書かん、その実体験の話。
なぜパソコンの仕事から工場に移ったのか
僕はもともと、専門学校でその系統を学んで、地元に帰るための就活で、パソコンに向かってシステムを作る会社に入った。いわゆるIT・プログラミングの仕事よね。
まわりは「これからはIT」「手に職がつく」と言う。実際、悪い選択には見えんかった。でも——いざ働いてみたら、どうにも向いとらんかったんよね。
正直に言う。パソコン仕事の「どこが」向いてなかったか
いちばん正直なとこを言う。一日中パソコンに向かっとると、すぐ眠くなるんよ。
座って画面とにらめっこ。集中が続かん。気づいたらまぶたが落ちとる。「やる気の問題かな」と最初は思うたけど、何回やっても同じ。これはたぶん、根っこのところで自分に合っとらんかったんよね。世間は「これからはIT」と言うけど、向き不向きは確かにある。それを身をもって知った。
その後も、急に営業に回されたり、会社が給料の支払いでもめたりと色々あって、結局その仕事からは離れることになった。そして、人の紹介で入ったのが製造業(工場)やった。
工場(現場)に移って、どう変わったか
これは、移ってすぐ分かった。体を動かす方が、性に合っとる。
- やることが決まっとるけぇ、「どうしたらええんか分からん」がない
- 体を動かしとるけぇ、あの“すぐ眠くなる”が起きん
- 人間関係も悪くなかった。黙々と手を動かしとればいい時間が多い
パソコンの前で眠気と戦っとった頃が嘘みたいに、頭がすっきりした。「あ、自分はこっちの人間なんやな」って、はっきり思えた。
正直、給料は下がった(ダメな点も書く)
ええことばかり書いても嘘くさいけぇ、正直に。
- 給料は安かった。パソコン仕事も安かったけど、工場も額面20万にいかん時期があった。お金の面は、決して楽じゃない
- 会社にもよるけど、現場は自由なぶん、ゆるい・大雑把になりがちな面もある
ただ、ひとつ言えるのは——「向いてない仕事を、眠気と戦いながら続けるしんどさ」と比べたら、気持ちは圧倒的に楽になった。お金で測れんところで、救われた感覚があった。
「IT・デスクワークが向いてないかも」と思っとる人へ
結論。向いてないのは、ダメってことじゃない。ただ、合う場所が違うだけ。
パソコンの前で消耗しとる人が、体を動かす現場に来たら、案外すっと馴染むことがある。僕はそうやった。未経験でも、現場は意外といける。少し頑張れば、ちゃんと仕事ができるようになる。